共有スペースのLDKはホワイトとブラウンで統一

以前は細かく和室で仕切られ、昼間でも電灯をつけていた間取りが
開放感あふれる空間になりました。

二世帯住宅へのリフォームで、大きく変わったのがリビング＆ダイニングです。和室８畳の２部屋などをつなげて、フローリングも美しい洋室に改修。基本のカラーリングを、お好きな白と茶の色調にしぼったことで、一体感のあるスタイリッシュな印象にまとまりました。
「シンプルがベスト。できるだけ何も置きたくない」というリクエストから、あらかじめ収納する物を想定し、数センチ単位で大きさを検討したテレビボード。ダイニングの収納棚は隣接する寝室側にはめ込み、出っ張りをなくしました。
ダイニングの奥に造った子世帯用のキッチンカウンターに立つと、リビングの窓まで視界が広がり、開放的な気分で料理ができます。キッチンには天窓を設け、自然の光を取り入れた空間に仕上げました。また、食品庫は物が増えがちなスペースなので、大容量の収納棚を設置。勝手口も新設したのでゴミの出し入れも楽々。
「料理が楽しい時間になりました」と笑顔の娘さん。「リビングで茶飲み友だちと庭をながめながら、おしゃべりするのが好き」と語るお母さん。「前は隙間風や雑音が気になったけれど、今は快適で気にしなくなったよ」とお父さんも満足。ご家族がそれぞれに、楽しみに満ちた住まいとなっています。

プライバシー確保の壁でリラックスできる寝室に

ご両親様の寝室を若夫婦の寝室へ。
構造柱を活用したドレッサーコーナーとウォークインクローゼットも設置しています。

縁側に面した和室の１部屋を、娘様夫妻の寝室にリフォーム。ダイニングから出入りするため、ドアの開閉時に丸見えにならないよう、仕切り壁を設けました。この何気ない壁は意識的な効果をもたらし、別空間に入るという特別感を演出してくれます。
寝室の一角には構造上、取ることのできない柱がありました。そこで、お使いの化粧台を置いたドレッサーコーナーをプラン。朝の身支度もスムーズに行えるよう配慮しました。
布団などを入れる押入れと、テレビの上下にも収納棚を設置。テレビボードに取り付けた扉の曇りガラスの色も、ご希望のブラウンを探してきました。
寝室に隣接したウォークインクローゼットは、四季の衣類が入る大容量を誇り、最小限の動線で身支度ができます。クロス、床材、色調など、すべてに細かな確認をご夫妻と積み重ね、シックな寝室に仕上げています。